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服部幸雄『大いなる小屋―江戸歌舞伎の祝祭空間(講談社学術文庫) 発売中!


講談社学術文庫に入り2012年5月10日に刊行となりました。下記に目次、紹介等を掲載しています。

『大いなる小屋』(講談社学術文庫)のカバー  文庫判、総443頁  発行=講談社学術文庫
 ISBN978-4-06-292111-4 C0174  定価:本体1,400円(税別)
 → Amazon- 大いなる小屋 (講談社学術文庫版)

 最高・最良の「芝居小屋論」、歌舞伎の「劇場論」が、あらたに文庫版に!
 近世都市にあって大衆の願望が作りだした偉大な祝祭空間=芝居小屋。看板・櫓・鼠木戸・幕・役者の紋など、芝居小屋
 の世界を構成する様々な「もの」や「こと」の意味を読み解き、民俗的想像力が作りあげた歌舞伎の宇宙を描く。平凡社
 ライブラリー版を底本に、川添が聞き手の服部先生との対談「歌舞伎劇場研究の過去と現在」を増補。文庫解説=川添裕。
 →2012年7月12日の読売新聞で書評紹介されました。

 

  


[目次]

芝居小屋論序説……………… 9

I
都市の中の芝居町……………… 34
櫓……………… 69
積物・看板・提灯……………… 83
鼠木戸……………… 132
桟敷……………… 150
上手・下手……………… 164
橋・道……………… 195
船……………… 214
幕……………… 228
稲荷町……………… 242

II
役者の紋……………… 260
役者の名……………… 281
見得……………… 306

III
讃州金毘羅大芝居訪問記……………… 334
現代につくりたい「芝居小屋」……………… 353 *

あとがき……………… 383
平凡社ライブラリー版あとがき……………… 387 *
解説 「戯場国」の空気感 (如月小春)……………… 390 *

学術文庫版解説 楽しき芝居小屋への思い (川添裕)……………… 396 **
付録 歌舞伎劇場研究の過去と現在(服部幸雄+川添裕)……………… 401 **

 

文庫判、総443ページ
* 平凡社ライブラリー版での増補
** 今回、講談社学術文庫版での増補

※元版(平凡社、叢書 演劇と見世物の文化史、A5変型判208×146mmハードカバー、総307ページ)は1986年5月12日刊
※平凡社ライブラリー版(平凡社、HL判160×110mmソフトカバー、総429ページ)は1994年3月15日刊

 


[講談社による本書裏表紙の紹介文より]
江戸時代と現代の歌舞伎との断絶。その最たるものが、劇場空間と社会的位置づけの違いである。辺境にある「悪所」は噎(む)せ返るほどの祝祭性を発散し、役者と観客は渾然一体となって別天地に酔った。歴史学、民俗学、人類学などの知見も総動員し、江戸時代の芝居小屋を活写再現する。「紙の上に劇場を建てた」(渡辺保氏)と評された劇場空間論の決定版。