川添裕、木下直之、橋爪紳也編
『別冊太陽 見世物はおもしろい』
書評掲載! 『読売新聞』2003年6月1日付で、「見世物研究を盛り上げてきた立役者三氏の編著である。……これで面白くならないわけがない。……豊富な図版に驚き、時にあきれながらも、祝祭的なものを求める古来の心性、そして見ることへの近代のあくなき欲望に圧倒される」云々と、書評紹介されました。また、最近の『本の花束』(2004年4月号、生活クラブ)では「子どもと一緒に楽しみませんか?」というビジュアル本のコーナーで、「異次元にさまよう不思議の世界」と、一風変わった親子読書用に推薦されています。
平凡社 別冊太陽123 平成15年(2003)5月20日発行 A4変型判・152頁
ISBN4-582-92123-X C9476 NDC分類番号 779 定価本体2,400円 → Amazon- 見世物はおもしろい
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[目次]
◎江戸は見世物に満ちていた(32p特集) 川添裕
◎スペクタクルと都市(18p特集) 橋爪紳也
◎戦争と見世物(18p特集) 木下直之
○海を渡った見世物――リトル・オーライこと濱碇梅吉の大活躍 三原文
○名古屋見世物劇場 武藤真
○明治大阪・見世物十景 樋口保美
○野人の頭から首つりまで――何でも見せます、清朝末期の見世物 武田雅哉
○つくりもんまつり 鵜飼正樹
◎平成見世物小屋案内(15p特集、上島氏原稿と併せて)
○見世物は今、大変化の時代に入った 上島敏昭
◇鼎談――だから見世物は面白い 川添裕・木下直之・橋爪紳也
○生人形の話 木下直之
○中国「西遊記」の遊園世界 橋爪紳也
○懐かしさという可能性――編集のあとに 川添裕