川添裕:皇學館大学 神道博物館講座
「落語と神」
平成15(2003)年5月31日、土・午後2時より、皇學館大学神道博物館、無料
落語のなかには、さまざまなかたちで日本の神々が登場する。例えば、名人、志ん生が『厩火事』の前置きでよく使った、出雲に集う神さまたちの「縁結び」の話など。
ただ、どちらかというと、落語に登場する神はあまり「高級」な神ではない。風の神、はしか神、貧乏神……。ところが、そこにも日本の神のひとつの特徴が表現されているのである。
今日も高座にかけられる『風の神送り』と『貧乏神』のふたつの落語を中心に、そこにあらわれる神さまの特徴を考え、あわせて、そうした落語の形成史に関しても簡潔に紹介していきたい。
(内容は若干、変更になる場合があります)。