落語の本
■落語はいかにして形成されたか(叢書 演劇と見世物の文化史)
延広真治=著
平凡社刊
定価:本体2,408円
*第9回サントリー学芸賞
A5変型判 224頁 1986.12
ISBN4-582-26014-4 C0376 NDC分類番号779
大工の棟梁にして市川団十郎のうしろ盾、高名な戯作者にして両国の見世物の仕掛
人、この魅力的な人物烏亭焉馬(うていえんば)を中心に、江戸文化と江戸落語の
誕生を語る。
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本書は増補のうえ、講談社学術文庫『江戸落語』として2011年に再刊されました。
→ Amazon- 江戸落語 誕生と発展 (講談社学術文庫版)へ
三遊亭円之助=著
平凡社刊
定価:本体1,000円
HL判 304頁 1999.09
ISBN4-582-76303-0 NDC分類番号779
テレビドラマ「いちばん星」などでも親しまれた故・円之助師の、ときに抱腹絶倒、
ときに涙なしには語れない、貧乏と芸と起伏に富んだ人生のエッセイ集。さりげなく
温かい眼差しが読書の醍醐味を誘う。かくれた名エッセイストの死後の処女出版が、
大きな話題を呼んだ愛すべき名著。
元版は1993年刊、平凡社ライブラリー版は1999年刊。
ライブラリー版解説=立川談志。
↑元版の表紙
諸芸懇話会・大阪芸能懇話会=編
平凡社刊
定価:本体4,660円
A5判箱入 464頁 1989.4
ISBN4-582-12612-X NDC分類番号779
江戸・上方落語の始祖から戦後の名人まで、庶民を楽しませつづけた噺家500人の
芸風、事蹟とエピソードを解説。愛好家必携、図書館必備の事典。索引には3000の
芸名(延べ数)を収録。
野村雅昭=著
平凡社刊
定価:本体1,300円
HL判 344頁 2002.06
ISBN4-582-76435-5 NDC分類番号779
志ん生、円生、文楽……。昔の録音テープをとりだして名人上手の噺に聞き入ってい
ると、「ことばに酔う」感覚を味わうことがある。しかし、それではいったい、なに
がこの面白さを支えているのだろう。とくにことばの面からみた場合、かれらのこと
ばにどんな特徴があって、一般の言語行動とどのようにちがうのだろう。落語をひと
つの言語空間としてとらえ、マエオキ、オチ、演題等をテーマに、その特徴・魅力を
言語学的に解読する。本邦初の「落語学」の誕生として、各紙誌で絶賛!
元版(平凡社選書)は1994年刊、平凡社ライブラリー版は2002年刊。
ライブラリー版解説=矢野誠一。
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本書はさらに、講談社学術文庫として2013年に再々刊されました(電子版あり)。
→Amazon- 落語の言語学 (講談社学術文庫版)へ
↑元版の表紙
野村雅昭=著
平凡社刊
定価:本体2,400円
四六判 384頁 1996.5
ISBN4-582-84165-1 NDC分類番号779
落語には、落語のレトリックがある。ますます面白く、親しみやすくなった、熱烈な
落語好き日本語学者による「落語学シリーズ」第2弾。比喩、造語・命名、異分析、
混用、シャレ、オノマトペの、6つの章へご案内!
※野村雅昭先生の落語シリーズは、さらに続刊として『落語の話術』(平凡社選書202、2000)が刊行されています。
山本進=著
平凡社刊
定価:本体1,806円
四六判 256頁 1990.2
ISBN4-582-65405-3 NDC分類番号779
最後の名人・三遊亭円生のために、最も信頼された理解者がつづるエッセイ集。知ら
れざる横顔と魅力あふれるエピソード満載。円生ファンなら絶対必読の、待望の書。
柳家小満ん=著
平凡社刊
定価:本体1,800円
四六判 240頁 1996.10
ISBN4-582-65407-X NDC分類番号779
名人中の名人と謳われた噺家、八代目桂文楽の晩年に内弟子として入門し、その至芸
の裏側、暮らしぶり、趣味・道楽、そして最期をもみた小満ん師が、かぎりない愛着
をこめて亡き師匠を語る。
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本書は改題して、河出文庫『べけんや』として2005年に再刊されました。
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野村雅一=著
平凡社刊
定価:本体1,068円
HL判 320頁 1994.7
ISBN4-582-76063-5 C0380 NDC分類番号801.9
〈すわる・歩く〉〈誓う〉〈笑う〉〈泣く〉〈ふれる・さわる〉〈かぞえる〉
〈あくび・くしゃみ〉など18のテーマを通して、身ぶりやしぐさで結ばれる
「もう一つの世界」を解き明かす。付論=岩田慶治、竹内実。図版93点。
元版(初版)は1984年刊。
平凡社ライブラリー版(HL判)は1994年刊。
ライブラリー版解説=桂枝雀「枝雀落語と身ぶり」。
↑ 元版(初版)の表紙
石井明=著
平凡社刊
定価:本体1,800円
四六判 288頁 1998.6
ISBN4-582-46810-1 NDC分類番号387
奇談伝説から落語まで、代表例を満載し、幽霊の本質をわかりやすく説明。すべてを
網羅した幽霊百科であるとともに、祟りと恐れの心性にも鋭く迫る書。百物語のあと
に何かが起こる?