細工見世物

川添裕


この原稿は、山川出版社から刊行の『日本史広辞典』(1997)に川添が執筆している原稿です。以下、本文。
さいくみせもの 細工見世物
 江戸時代後期に盛んに行われた見世物。籠、貝、瀬戸物、麦藁などを素材に、伝説人物や鳥獣草木などの巨大な人形や細工を作り、興行にかけた。一八一九(文政2)年の一田庄七郎による籠細工興行の成功をきっかけに文政期に大流行、以降定着して幕末期の興行界に重要な位置を占めた。生人形の見世物もこの系譜上にある。

 

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『日本史広辞典』
ISBN4-634-62010-3

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