マスコミ文化論
(マスコミ論、マスコミュニケーション論、マス・コミュニケーション論)―川添裕:皇學館大学 平成21年度(2009)
皇學館大學 皇学館大学 マスコミ論 マスコミュニケーション論 マス・コミュニケーション論 コミュニケーション学科
従来の「マスコミュニケーション論」に代わる科目で、名称を変更し「マスコミ文化論」となったもの。日本と世界のマスコミの状況をいくつか個別に概観し、体験的なマスコミ論を含めて、基本的には講義形式でおこなう。さまざまに今日的な意味をもつ「マスコミ報道をどう読むか」が全体をつらぬくテーマであり、「マスコミ報道の客観性」「マスコミの模倣性」「マスコミは社会・文化・制度を超えられるか」といった問題群を扱う。
今日の文化状況、社会状況を強く意識した、マスコミの背後にある世界の状況へと切り込む文化論、文化批評(今日の世界をどうとらえるか)を含む内容となる。
それぞれへの時間配分は等分ではないが、およそ以下のテーマで、マスコミ文化論の授業をおこなう(講義内容は若干、変更になる場合がある)。なお、マスコミ以外のメディアに関しては、「メディア論 I、II 」で幅広い視点からとりあげている。
到達目標は、マスコミ報道の仕組みとそれをとりまく社会のダイナミックスをよく理解することである。
1 進め方について
2 コミュニケーションとマスコミ
3 新聞記事のつくられ方
4 ニュースを配信する
5 アザラシの「たまちゃん」報道を読む
6 誤報と虚報
7 「遅効性」のメディアとは
8 戦争とプロパガンダ
9 同時多発テロ9.11報道をめぐって
10 メディアの世界同時性と暴力
11 サイード『オリエンタリズム』をめぐって
12 情報の複数主義、混淆的多元論とは
13 予備(または復習)
14 《授業内レポート》
15 まとめ
特記事項:マスコミ以外のメディアに関しては、「メディア論 I、II 」で幅広い視点からとりあげる。
参考事項1:調べもの全般に便利なネット資源を、こちらの Editor's レファレンスへ川添なりにまとめてあります。
参考事項2:川添のマスコミ関連、ネット関連の著述をこちらで紹介している。